英彦山(ひこさん)は、福岡県添田町と大分県中津市との境にある山で、「えひこさん」「えいひこさん」とも読む。北岳、中岳、南岳の3峰からなる。平安時代以降は山伏の修験場として繁栄した。中岳に英彦山神社がある。出羽の羽黒山、大和の大峯山と並んで、日本三大修験場として栄えた霊山、その勢力は九州全域におよんでいたという。ブナ、モミ、ツガなどの原生林に覆われ、冬季の霧氷も有名である。耶馬日田英彦山国定公園に属する。
南岳から下った鞍部より中岳を見る。 |
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歩行距離 | 4.0km |
所要時間 | 3時間55分 |
累積標高差 | (+) 502m (-) 502m |
コース | 駐車場11:35 → 北岳12:40 → 中岳13:45 → 英彦山(南岳)14:02 → 中岳14:15 → 北岳14:40 → 駐車場15:30 |
11:35高住(豊前坊)神社駐車場に車を置き出発する。自分がデジカメのメモリーカードを忘れていることに気がつき、慌てて山麓の町まで買いにいったので、2時間遅れの出発となる。
高い杉の間の参道の石段を上がっていく。高住神社の境内のすぐそばに樹齢千年の天狗杉を見る。
高住神社で安全祈願をし、神殿の右側の登山口に入る。自然石のつくった階段の急登を登っていく。
周りは、天に突き上げる杉の巨木だ。岩の間を登っていくと。逆鉾岩、屏風岩、筆立岩などの奇岩群の間を抜ける。望雲台の分岐に達し、北岳方向に向かう。幕末の安政年間に建てられた、救世安民と彫られた石碑を通過。ガレ場の急登を登っていく。右手には岩の断崖が見える。木製の階段に差し掛かり、沢山の中高年グループとすれ違う。
12:27鞍部を通過。ロープが取り付けられた険しい岩場を登っていく。道はジグザグの急登になる。12:40北岳山頂(1129m)に達する。修験者姿の人や女性登山者がいる。北岳には石祠があり、その周りには盤境(いわさかい)という縄囲いがある。昼メシを食べた後、中岳に向かって下る。快適なブナの尾根道を行く。
ブナ林(現地にある解説)
県内にあるブナは、気温の低い標高約1000m以上に生育する大変貴重な樹木です。中岳から北岳一体に広がるブナ林は、西日本有数の美林で、その林床をクマザサが埋めているのが特徴です。1991年の大型台風により大きな被害を受け、その存続が危ぶまれています。現在、ブナ林再生のための活動が行われています。
尾根道から岩場を登り、13:45英彦山山頂・中岳(1190m)に達する。山頂は広く大きな中岳上宮と展望台がある。中岳からの南岳に向かう。10分の行程だ。振り返れば中岳上宮が山頂に達す特徴的な中岳が見える。14:02英彦山の最高峰・南岳(1200m)に立つ。山頂には展望台があるが、立ち入り禁止になっていた。南岳を往路の方向に下り返しまた中岳に向かう。14:15中岳を通過。北岳を経て、15:00鞍部を通過。15:30高住神社に無事帰着、山の神様に感謝する。ふー!!疲れた。いまから萩に帰ろう。お疲れ様でした。
高住神社から出発する。 |
高住神社の石碑 |
高住神社の参道を上る。 |
天狗杉 |
↑ 左に行けば望雲岩がある。北岳方向に向かう。 奇岩が多くある。 → |
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自然石の階段を登る。 |
幕末に建てられた石碑 |
・・・ |
木製階段を登り鞍部に達する。 |
急登をよじ登る。 |
ブナの巨木が見られる。 |
北岳山頂(1192m)に達する。 |
北岳山頂 |
北岳を振り返る。 |
中岳山頂に達する。 |
英彦山最高峰南岳(1199.6m)に到着する。 |
南岳から中岳に戻る。中岳上宮が山頂に立つ。 |
中岳を通過する。 |
奇岩の急坂を下る。 |
高住神社まで戻る。 |
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